3000年以上にわたるコナモン史において、ゴマンとある文献、書籍から、単純に個人的に気になったものだけ取りあげて、ご紹介する「コナモンBOOKレビュー」。
小磯千尋・小磯学世界の食文化8 『インド』2006.3.25農文協
石毛先生監修のこのシリーズは、海外にいくものには必携、必読の書。とくに今回南西インドをめざす私には、ありがたい一冊である。なぜなら、著者が滞在したマハーラーシュトラの家庭内の食事が主婦的目線で明瞭に記録され、しかも道具や外食や、もちろんスパイス、食材にいたるまで、まさに、かゆいとこに手が届く情報が満載だから。
現代の変わりつつあるインドと、変わらぬインドの食事情は、読み物としても興味深い。
アロイチャンタナ著メタ・ブレーン1998.10
タイの屋台ごはん鈴木博子著ピエ・ブックス2005.6
タイの屋台は楽しさ満載ですが、なかなか言葉の壁が厚く、アロイ (エロイではありませんよ!)と、コップンカーを繰り返すだけの私です。
麺も米粉、小麦粉、太さちがいに名称もさまざまで、ビーフンから、鶏卵素麺から、いろんな食感で、甘くて辛い攻撃をかわしながら、味わう醍醐味といいましょうか・・・
この2冊はいずれも丁寧な料理解説と、おすすめの専門店がのってるので、助かります。