3000年以上にわたるコナモン史において、ゴマンとある文献、書籍から、単純に個人的に気になったものだけ取りあげて、ご紹介する「コナモンBOOKレビュー」。
水野仁輔『インドカレーキッチン』2009.6.22マーブルブックス
私のインドの師匠、導師である水野さんの一冊。わかりやすさ、お手軽感、おいてるだけでおしゃれ・・・の三拍子そろった・・というと軽々しく聞こえるかもしれませんが、ほんとにそうなんです。
表紙をとった濃い絵柄と同じデザインのお洋服をきてる水野さんがインドをぶらついてる写真もすてき。
なぜか、おやすみ前に読むのもありです。
Narula | Singh | Mulkani | John 『Authentic Recipes from INDIA』PERIPLUS Singapore
数年前、シンガポールで買った本が今頃、役立っている。インド料理のレシピ集だが、歴史の紹介や、スパイスのこともおさえて、しかも見せ方がおしゃれ、というか、キレイになりすぎない程度に洗練されたコーディネイトがきいている。ロティ・パラタ、ドーサ、アッパム粉もんもきちんとおさえらえていて、器もクロスなど小道具まで美しい。
ニッポンカレー大全
水野仁輔小学館 2009年7月5日
最近カレーのすごさを痛感している。
クミン、チリ、ターメリックはもちろん、マスタードシード、ウーラットダル、コリアンダーシード、カルダモン、ココナッツ・・・スパイスも常備して、インドキッチンみたいな気分で作る。全粒粉のプーリだってお手もの。すべてはカリー番長水野さんの影響なのだが、彼のカレーに対する真摯なまなざしに憧れて、スパイスワールドに飛び込みたくなった。
彼の著作はたくさんあるけれど、一般人にも楽しめるカレーにまつわる集大成になっている。
ナンとロティチャナイが焼ける日が来るまで、私もこれをバイブルにがんばりたいと決意している。