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堀田善衛

『インドで考えたこと』

1957.12.19

岩波書店

インドに初めて行くのが決まってから、心はインド一色になっている。

そこらのアジア、そこらの欧米に行くのとわけがちがうような予感がする。

嬉しい緊張、嬉しい悲鳴が向こうで待っているだろうから、それなりに万全に準備したい。

とりあえず、この古典をさがした。なんてことないエッセイかもしれないが、半世紀前の日本人の

インドの感触はつかめる。