3000年以上にわたるコナモン史において、ゴマンとある文献、書籍から、単純に個人的に気になったものだけ取りあげて、ご紹介する「コナモンBOOKレビュー」。
水野仁輔『インドカレーキッチン』2009.6.22マーブルブックス
私のインドの師匠、導師である水野さんの一冊。わかりやすさ、お手軽感、おいてるだけでおしゃれ・・・の三拍子そろった・・というと軽々しく聞こえるかもしれませんが、ほんとにそうなんです。
表紙をとった濃い絵柄と同じデザインのお洋服をきてる水野さんがインドをぶらついてる写真もすてき。
なぜか、おやすみ前に読むのもありです。
宮元啓一・石飛道子『インド人の頭の中』2003.5.10講談社
今回の旅のためにわざわざ買った一冊。
なのでまだ読み終わっていないけど、たとえば数の感覚の一例として1アッダーパルヤウバマという単位。1ヨージャナ(約10km)の立方体の箱に生まれたばかりの羊の毛をぎっしり詰め込んだそのなかから、100年に1本ずつぬいていって、箱が空になるまでの時間の単位らしい。
てなふうに素人にもわかりやすいというか、とんでもないインド宇宙の一端をわずかでも実感させてくれる一冊。
Narula | Singh | Mulkani | John 『Authentic Recipes from INDIA』PERIPLUS Singapore
数年前、シンガポールで買った本が今頃、役立っている。インド料理のレシピ集だが、歴史の紹介や、スパイスのこともおさえて、しかも見せ方がおしゃれ、というか、キレイになりすぎない程度に洗練されたコーディネイトがきいている。ロティ・パラタ、ドーサ、アッパム粉もんもきちんとおさえらえていて、器もクロスなど小道具まで美しい。